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ひとりの人と友人になるときは、その人といつか必ず絶交する事あるを忘るるな。by石川啄木



以前も紹介した「道に迷った時に読む格言」。

この言葉をもとに、空、ある覚悟のうえで「優しくない」ことを書きました。

この前置きで、「何様ー?」と思われた御方は、読んでも不快感に抱かれるだけなのでお読みにならないようがよいかと思います。



「あんたなんかしらない」

「愛情なんて所詮、幻想だ」

「生まれてなんかこなきゃよかった」

「産んでくれなんて・・・誰が頼んだのよ!?」



等のように「○○なんて~」という言葉を、空は「切り捨て言葉」と呼んでいます。



人には、様々な事情があるし、生まれ育った環境によって培われてきた大事な個性・人格・感情があるので、それを頭から否定する気はございません。

誰もね・・・(心も含めて)他人をどうこう支配できる権利なんてないんだよ。



だから、これは空個人のただの戯言的気持です。



はっきりいって・・・空はこの「切り捨て言葉」が好きじゃないのです。

インパクトはありますが・・・思っていても、真面目な場面で滅多に使っちゃいけない言葉だって思ってます。

それくらい結構な破壊力を持ってますよ。これって。

字の如く・・・「人」を斬る言葉です。



だって。

聞いた周りの人は、きっと哀しい思いをするもの。

(その言葉を発した人を大事だなぁって思っている人にほど・・・与える威力効果的・・・たぶん)

その一言は、それまで一生懸命生きながら得てきた全てのものを一気に否定するものだから。





それに、これはあくまで空の推測だけど。

切り捨て言葉を使った御方の「心」っていうのは本当はもっと別なところにあるんじゃないかなって思うんです。

たとえば・・・

「死にたい」っていう言葉を云いながら、泣き縋ってくる御方を前にすると・・・なんとなくこんな気持ちが伝わってくるんですよ。「本当は・・・死にたいんじゃない・・・生きたいんだ」っていう言葉にできない悲鳴みたいなのが。

(過去の経験をもとにしているだけだから・・・すべての人がそうだとはいいきれないけれど。本気で死にたいっていう御方もいるでしょうしね・・・)

「もうどうでもいい・・・」っていうことほど、執着してしまうようにね。

「優しさなんてほしくない・・・同情なんてたくさんだ」って、何もかも諦めたように言いつのる言葉の裏で・・・本当は誰よりもあたたかいものに飢えている自分がいるようにね。(これは、過去の・・・いまよりもずっともっと・・・いろんな大事な人を傷つけてばっかりいた空のお話。所詮独りよがりな考えですよ、はい)



でも・・・そう云わざるを得ない状況まで追い詰められてしまった背景を考えると・・・心を砕きます。

切り捨て言葉を使う前に、もっと伝えたい「言葉」があるはずだろうに・・・それが云えないっていうのは辛いね。

この言葉を聞くくらいなら、その苦しい胸の内(本音)を教えてほしかった。(なんて言ってもあとのまつり)



空はどっちかっていうと、「優しくない人間」です。

(小心者なくせに、本気でいやなことには「NO」って言っちゃうし。)

だから・・・自分と正反対の御方・・・「他人の話を聞いても逃げない。かわさない。真剣な話をしているときは、きちんと向き合ってくれる。・・・相手にとっての最良だと考えれば、時に厳しい内容の助言も与えてくれる人」が真の意味で「優しい人」だと思うし、そういう人に憧れるのです。

自分にないものをもっている人を見ると、羨ましいと思いますが、同時にすっごく大事にしたいって気持ち・・・ありませんか?



「人を憂う」と書く言葉・・・「優しい」



一言でいっても、数多の使い道があって便利で・・・ちょっと使い勝手を間違えるととんでもないことを引き起こしてくれる厄介なものですが・・・最後に人を救ってくれるのもやっぱりこれですよ。きっと。

優しさの意味をはき違えず・・・正しく使うために、「言葉」はきっとあるんだ。



今はまだ無理ですが・・・ちゃんと大事な人のために正しく使うことができればいいなぁと思う今日この頃です。

(・・・オチがないまま終わります。ごめんなさい)



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