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七転八倒至上主義!【3】(学パロロンフェア番外編)
七転八倒至上主義!【3】
「お待たせいたしました」
ものの数分で帰ってきた菊池が、みごとな手際で紅茶を注ぐ。
部屋に、ゆっくりと広がる、甘い香り。
「よろしい、よろしいっ」
彼がじっくり時間をかけていれた紅茶を、フェアはあっという間に飲み干してしまう。
ひそかに浮いた血管を、菊池は長めの前髪で隠した。
「お味はいかがでしたか?ご主人さま」
「んー美味しかったよ?流石だね・・・菊池くん・・・じゃあ次は、肩もんで?」
「・・・・・・かしこまりました」
「最近、どこぞの極悪生徒に手を焼かされててねー・・・肩が凝るんだー。」
「それはそれは・・・。」
無邪気な笑顔で返されたカップを流しに運び、その後ベッドの上にあがる。
もちろん、失礼いたします、の、ひとことも忘れない。
満足げにフェアは背中を菊池に向ける。
菊池がその肩をもみだすと、フェアはまるで銭湯にでもつかった、オヤジのような声をあげた。
「んーっ! 極楽極楽~たまんない~」
「他にどこか、凝る場所はございますか?」
「背中と腰ー。揉んで揉んでー」
どうやら徹底的にこき使うつもりらしい。
それでも、自分が彼女に重傷を負わせたことにはちがいないので、菊池は再び浮いてきた血管をおさえつけながらも、ごろりと横になったフェアにマッサージを施す。
「あ~っ! いい気持ちっ!菊池くんっ上手!!」
他の状況でも、おとなしくそんな声をだせばいいのに、と思ってしまう菊池だが、とりあえずご主人様の体のこりをほぐすことに専念する。
とはいっても、今は激しい肉体労働についているわけでもないフェアの体は、すぐに彼の手を必要としなくなった。
思い切りよくのびをして、またベッドの上に座り直す。
「・・・・・・」
「・・・他になにかご用はございますか?」
「んー・・・」
尋ねられて、しばし思いを巡らせる。
実はフェアも、あの菊池がここまでおとなしく言うことを聞くとは、思ってもいなかったのだ。
だったら。
フェアの表情が、楽しそうに歪む。
「・・・キスして、ここに」
「・・・」
包帯の巻かれていない左足を、菊池の目の前にさしだす。
やれるもんならやってみろ、とばかりに、挑むような目を向ける。
慇懃無礼を絵に描いたような男で死ぬほどプライドの高い教え子が、そこまでするとは思えない。
しかし、できなければできないで、また別の用を言いつけるだけだ。
たとえばおいしい夕飯をつくってもらうとか・・・なんてのもいいかもしれない。
フェアは今の状況を、かなり楽しんでいた。
もっとも、そろそろ解放してやろうとは思っていたけれど。
自分だって、少しは非があったのも事実。
あまり彼だけを責めるのも、いい気はしない。
「なんてね・・・嘘よ、菊・・・?!」
ふいに無言のまま菊池の手が、フェアの足首をつかむ。
その手の熱さに、絶句している彼女を尻目に、菊池は足の甲に、その唇をおしつけた。
「・・・ひゃあぁっ」
「・・・これで、よろしいですか・・・?」
「・・・あ・・・あのね・・・なにも、本気で・・・しなくても」
菊池の唇が、もう一度足の指先に吸いつく。
今度ははっきりと、舌がふれた。
「きゃぁんっ!!」
「命令、ですよね・・・?ご主人さま」
今日になって、はじめて見る、菊池の笑み。
しかも、フェアのよく知る、なにかを含んだような・・・口元だけで作る笑み。
こんな貌をする時の彼は・・・ろくなことを考えていない。
そしてその予感は、見事なまでに適中した。
「・・・も、・・・もういいよ・・・」
足を引こうとするが、菊池の力が強くて、動かない。
「菊池くんっ」
「まだ1日、経過してませんが?」
「いいってば・・・」
逆に、菊池の腕に強く引かれ、いつのまにか、体の下に抱きこまれてしまう。
傷めた右足にはいっさいふれず、菊池はフェアの上半身をおさえつける。
「菊池くん・・・ん・・・ぅ」
長い指先が、フェアの細い首筋をなでる。
とたんにぴくりとはねる体を押さえられないフェアが、非難の声をあげようとするが、唇をふさがれ、それもかなわない。
「あ・・・」
菊池の手が、フェアの鎖骨をラインにそって、なぞってゆく。
つまるフェアの息。
かすかな抵抗を見せる腕をはらいのけ、菊池はフェアのシャツを開いてゆく。
脚と同じように、外気にさらされた肌にもくちづける。
ちらりと舌を走らせ、そして、強く吸いあげて、愛しいものの肌に痕跡を残してゆく。
のけぞるフェアの喉笛にも、深くて激しいキス。
かたかたと震えだす体。
そんな様子を満足げに見つめ、菊池は次第に指と唇を下へとおろしてゆく。
「・・・ぁっ!」
ジーンズ越し、腿の間にふれる手が、こすりあげるように動く。
体の中心部分からにじみでてくる感覚に、逆らえないフェアは、声をだすこともできずに、シーツを握りしめた。
「お待たせいたしました」
ものの数分で帰ってきた菊池が、みごとな手際で紅茶を注ぐ。
部屋に、ゆっくりと広がる、甘い香り。
「よろしい、よろしいっ」
彼がじっくり時間をかけていれた紅茶を、フェアはあっという間に飲み干してしまう。
ひそかに浮いた血管を、菊池は長めの前髪で隠した。
「お味はいかがでしたか?ご主人さま」
「んー美味しかったよ?流石だね・・・菊池くん・・・じゃあ次は、肩もんで?」
「・・・・・・かしこまりました」
「最近、どこぞの極悪生徒に手を焼かされててねー・・・肩が凝るんだー。」
「それはそれは・・・。」
無邪気な笑顔で返されたカップを流しに運び、その後ベッドの上にあがる。
もちろん、失礼いたします、の、ひとことも忘れない。
満足げにフェアは背中を菊池に向ける。
菊池がその肩をもみだすと、フェアはまるで銭湯にでもつかった、オヤジのような声をあげた。
「んーっ! 極楽極楽~たまんない~」
「他にどこか、凝る場所はございますか?」
「背中と腰ー。揉んで揉んでー」
どうやら徹底的にこき使うつもりらしい。
それでも、自分が彼女に重傷を負わせたことにはちがいないので、菊池は再び浮いてきた血管をおさえつけながらも、ごろりと横になったフェアにマッサージを施す。
「あ~っ! いい気持ちっ!菊池くんっ上手!!」
他の状況でも、おとなしくそんな声をだせばいいのに、と思ってしまう菊池だが、とりあえずご主人様の体のこりをほぐすことに専念する。
とはいっても、今は激しい肉体労働についているわけでもないフェアの体は、すぐに彼の手を必要としなくなった。
思い切りよくのびをして、またベッドの上に座り直す。
「・・・・・・」
「・・・他になにかご用はございますか?」
「んー・・・」
尋ねられて、しばし思いを巡らせる。
実はフェアも、あの菊池がここまでおとなしく言うことを聞くとは、思ってもいなかったのだ。
だったら。
フェアの表情が、楽しそうに歪む。
「・・・キスして、ここに」
「・・・」
包帯の巻かれていない左足を、菊池の目の前にさしだす。
やれるもんならやってみろ、とばかりに、挑むような目を向ける。
慇懃無礼を絵に描いたような男で死ぬほどプライドの高い教え子が、そこまでするとは思えない。
しかし、できなければできないで、また別の用を言いつけるだけだ。
たとえばおいしい夕飯をつくってもらうとか・・・なんてのもいいかもしれない。
フェアは今の状況を、かなり楽しんでいた。
もっとも、そろそろ解放してやろうとは思っていたけれど。
自分だって、少しは非があったのも事実。
あまり彼だけを責めるのも、いい気はしない。
「なんてね・・・嘘よ、菊・・・?!」
ふいに無言のまま菊池の手が、フェアの足首をつかむ。
その手の熱さに、絶句している彼女を尻目に、菊池は足の甲に、その唇をおしつけた。
「・・・ひゃあぁっ」
「・・・これで、よろしいですか・・・?」
「・・・あ・・・あのね・・・なにも、本気で・・・しなくても」
菊池の唇が、もう一度足の指先に吸いつく。
今度ははっきりと、舌がふれた。
「きゃぁんっ!!」
「命令、ですよね・・・?ご主人さま」
今日になって、はじめて見る、菊池の笑み。
しかも、フェアのよく知る、なにかを含んだような・・・口元だけで作る笑み。
こんな貌をする時の彼は・・・ろくなことを考えていない。
そしてその予感は、見事なまでに適中した。
「・・・も、・・・もういいよ・・・」
足を引こうとするが、菊池の力が強くて、動かない。
「菊池くんっ」
「まだ1日、経過してませんが?」
「いいってば・・・」
逆に、菊池の腕に強く引かれ、いつのまにか、体の下に抱きこまれてしまう。
傷めた右足にはいっさいふれず、菊池はフェアの上半身をおさえつける。
「菊池くん・・・ん・・・ぅ」
長い指先が、フェアの細い首筋をなでる。
とたんにぴくりとはねる体を押さえられないフェアが、非難の声をあげようとするが、唇をふさがれ、それもかなわない。
「あ・・・」
菊池の手が、フェアの鎖骨をラインにそって、なぞってゆく。
つまるフェアの息。
かすかな抵抗を見せる腕をはらいのけ、菊池はフェアのシャツを開いてゆく。
脚と同じように、外気にさらされた肌にもくちづける。
ちらりと舌を走らせ、そして、強く吸いあげて、愛しいものの肌に痕跡を残してゆく。
のけぞるフェアの喉笛にも、深くて激しいキス。
かたかたと震えだす体。
そんな様子を満足げに見つめ、菊池は次第に指と唇を下へとおろしてゆく。
「・・・ぁっ!」
ジーンズ越し、腿の間にふれる手が、こすりあげるように動く。
体の中心部分からにじみでてくる感覚に、逆らえないフェアは、声をだすこともできずに、シーツを握りしめた。
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